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2007年6月 3日 (日曜日)

五月の哲学道場(2007)

五月に各地で行なはれた討論会について書く。ニコニコ動画の見過ぎなど自己管理の甘さが祟って報告しようと思ってゐることが溜まってしまった。よって今回は各地で話されたことに対し簡単にコメントを付すだけにしておく。余裕があれば後から書き足したりコメントをつけるかもしれない(各回で使用されたレジュメへもアップロード次第リンクする)。

  • 第02回名哲「マスターアーギュメント」
    • 日時:5月19日(土)夜
    • 場所:名古屋駅付近の飲食店
    • 参加者:以下の5名。Iさん・崎山ワタルさん・深草・ゆーいんぐさん・横井直高さん(五十音順)。
    • 発表担当:深草
  • バークリのMaster Argumentについて深草が発表。バークリの議論は心から独立した実在は無いと主張するもので、唯物論者に反論するために作られたものである。歴史的には反論済みとされてゐる議論ではあるが、バークリの議論を別様に解釈することで擁護できるといふ内容だった。
  • Master Argumentは崎山流「共同主観性」論と同型であると予想して発表したが、やはり賛成して来て予想通りであった。
  • 第04回浜哲「現代数学における数概念」
    • 日時:5月20日(土)午後
    • 場所:可美公園総合センター内会議室
    • 参加者:以下の4名。崎山ワタルさん・深草・横井直高さん・Yさん(五十音順)。
    • 発表担当:横井直高さん
  • カントールの素朴集合論の紹介。対角線論法について横井さんに解説してもらったが、崎山ワタルと深草によって反論が行なはれた(ただし両者とも数学はど素人だから反論になってゐない可能性は充分ある)。
  • 結局のところ、横井さんはこの発表でどんな立場に賛成するのかよく分からなかった。
  • 第27回哲高「空間」(5月26日、六名参加)
    • 日時:5月26日(土)午後
    • 場所:高円寺北区区民集会所
    • 参加者:以下の6名。esさん・崎山ワタルさん・dualityさん・トモさん・どんさいさん・深草(五十音順)。
    • 発表担当:dualityさん・esさん
  • dualityさんから物理学、或いは数学における空間の捉へ方について講義してもらふ。興味深いが、理系的知識に疎い私などとは知識の落差があり過ぎて残念ながら議論にならない。討論会で扱ふなら、そのやうな空間概念が現実の空間に適用可能かどうかを問題にすべきだと感じた(尤も「現実の空間」などを立てるかどうかも重要な論点ではあらうが)。
  • 後半、esさんに芸術的空間について発表して頂いた。初参加で発表して来る度胸を大いに評価したい。また、内容は美学に関するものだが、思ったより論理的で論じ甲斐のあるものだった。私も表現について考へる者として真面目にやらなければと反省させられた。
  • 第14回京哲「ラッセルのパラドックス」
    • 日時:5月27日(日)午後
    • 場所:京大哲学研究会部室(京都大学吉田キャンパス構内)
    • 参加者:以下の5名。崎山ワタルさん・hiroponさん・深草・Mさん・めるろ~さん(五十音順)。
    • 発表担当:hiroponさん
  • 唯物論でもなく、観念論でもない第三の立場・中性一元論について解説してもらふ。
  • 中性一元論は一種の原子論のやうだが、結局その原子(論理的原子)が何なのかよく分からなかった。

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コメント

そう
>(尤も「現実の空間」などを立てるかどうかも重要な論点ではあらうが)。

物理学者の間でも、物理空間が何次元か解釈が分かれているのだから。空間概念を定義できても、現実の空間を確かめることはできていない。

投稿 どんさい | 2007年6月 7日 (木曜日) 07時27分

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