『意識と言語』の感想
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先日(7月9日)、スタディユニオンさんの学術工房といふイベントで三浦つとむ先生の言語論について簡単に発表しました。
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言語表現には「対象-認識-表現」といふ生成過程が不可欠です。一般に絵画・彫刻・音楽などの表現においては、対象のありかたとその対象の捉へ方とが総合的に現れますが、言語表現ではこの二種類が形式的に分離することがあります。
三浦表現論では、対象を直接に表す表現の側面を客体的表現と言ひ、対象に対峙する認識のありかたを直接に表す表現の側面を主体的表現と言ひます。そして、これを言語表現では特にそれぞれを「詞」と「辞」と呼んで、内容主義文法における単語分類の最高原理と考へます。
しかし、形式主義文法のひとつである学校文法(=橋本文法の一翼)に比べて、その品詞論はやはり見易いとは思へません。『日本語はどういう言語か』などの三浦先生の著作を参照しても、日本語の語彙の全体系を総覧するまでには標準化・図式化されてゐないやうに思はれます(自然言語処理で三浦文法を応用してをられる方々は既にかういふ仕事をなさってゐるのかもしれませんが)。
取りあへず、学校文法並みに網羅的な分類表を提出した上で、細目の移動や品詞間の相互転化を考へるのが分かり易いのではないかと思ひ、下に詞の分類を簡単に描き出してみます。なほ、【】内は学校文法の用語で、分類には上田博和氏の「無活用動詞論」も取り入れてゐます。
詞(客体的言語表現)
かうやって書いてみて思ふのは、「独立的-従属的」の位置が問題だといふことでせうか……。
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